こんにちは!
武蔵野市の鍼灸・整体「かんなり治療院」の院長の神成です。
突然ですが、皆さんに質問です。
氣って何だと思いますか?
日本では、昔から氣という言葉が多く使われてますよね。
やる気、その気、本気(マジ)、桜木(バカ)、根気、などなど。
多分、氣の本場である中国よりも多いんじゃないんでしょうか。
とはいえ、皆さんが想像するのは、
触れずに人を吹き飛ばす(カメハメハ)のようなややオカルトっぽいものじゃないでしょうか?
東洋医学は、氣の医学です。
今回は、皆さんに東洋医学で考えられている「氣」を、少しでも理解していただけたらと思います。
まず、「氣」の種類について簡単に話していきます。
「氣」には様々な種類があります。
ⅰ)衛氣(えき) :体表を保護したり、体温調整を行う、カラダの一番浅い部位に流れる「氣」です。
ⅱ)営氣(えいき):血液と一緒に流れる「氣」です。血液は「営氣」と「津液」という物質により、組成された物と考えられています。血液の元となり栄養を運ぶ「氣」です。
ⅲ)宗氣(そうき):呼吸の原動力となる「気」です。
ⅳ)精氣(せいき):カラダにある五臓に蔵される「氣」の事を言います。この五臓の「氣」が不足する事から、病気は始まります。
ⅴ)先天の氣 :両親から受け継がれた「氣」の事を言います。この「氣」は、後述する後天の「氣」により常に補充されています。この「氣」が尽きると生命を維持できなくなります。
ⅵ)後天の氣 :飲食物から得られる「氣」。飲食物から得られる栄養分全般の事を指します。
ⅶ)元気 :全身を滋養し、活動力の源になっている「氣」です。
以上が「氣」の種類となります。
これらの「氣」の過不足、流れの滞りなどを調節するのが、鍼灸術になります。
次回は「氣」の概念にポイントをあてて見ますね。
JR武蔵境駅 徒歩2分 腎炎・糖尿病の駆け込み寺
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