膵臓と潜在意識は関係が深いと言われます。
膵炎を患うと痛みのためにメンタルに負担がかかり、うつ症状が起きたりする事もあります。
実際膵炎の患者様を診させて頂いていると、痛みが無く落ち着いている状態でもうつ傾向の場合が多いように感じます。
これは膵臓が潜在意識と深い関係があるからと考えられます。(もちろんそうでない方もいらっしゃいます)
五臓と感情
東洋医学では臓器自体が感情を司る、と考えます。
肝臓は怒り、心臓は喜び、脾臓は思う・憂う、肺臓は悲しみ、腎臓は恐れ。
という感情を司っています。
それぞれの感情が過度におこると、対応する臓器に負担がかかり病気になると考えられています。
東洋医学で言う脾臓は、現代医学で言う脾臓と膵臓を合わせて考えているものです。
詳しくは「東洋医学の脾臓と膵臓」を参考にしてください。
膵臓=脾臓には思う・憂う以外にも潜在意識が反映されると言われています。
潜在意識と顕在意識
潜在意識という言葉は、案外多くの方が聞いた事があるのではないでしょうか。
私たちが自分自身の意識の中で、意識として自覚できるもの、これを顕在意識といいます。
反対に意識していない部分(無意識の部分)を潜在意識と言います。
膵臓は我々の自覚していない意識、潜在意識を表す臓器でもあるんです。
膵臓が潜在意識を表すとはどういう事か?
鍼灸や漢方などの東洋医学では、脾臓(膵臓+脾臓)と胃は、表裏関係にある臓器と考えられます。
東洋医学の考え方では、脾臓は胃の中に入ってきて消化したものから気・血・水を作り他の臓器に送り出すという働きがあります。
胃腸が表舞台に立って消化・吸収活動をしてくれる。その裏で消化管全体を統轄し観察・監視している臓器が脾臓(膵臓+脾臓)です。
つまり胃=表舞台=顕在意識、脾臓=裏舞台=潜在意識と考えられます。
顕在意識と潜在意識のバランスが崩れたとき、脾臓(膵臓+脾臓)の不調として膵炎・糖尿病等が現れるということです。
膵炎は必ずしも悪ではないかも・・・
膵炎という病気になったという事は、
自分自身の顕在意識と潜在意識のズレを体が表現している可能性もあります。
自身を改めて見直す事により、症状が楽になったり、
むしろ前よりも体の状態が良くなる事もあるかもしれません。
参考記事『ある慢性膵炎患者さんの思考法』
病気を否定するのではなく、受け入れながら前に進んでいく。
当院の施術でそんなお手伝いをさせて頂きます。
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