膵臓疾患、膵炎・糖尿病などは食事療法が基本となっています。
当院へ来院される方の7、8割の患者様は食事の事について勉強されています。
のこりの2割の方は、どんな食事をすれば良いのか知らない方です。
中には脂質制限の事を知らない患者様もいます。
脂質制限を知らないで食事をしていれば、当たり前の事ですが膵炎による痛みは強く出ます。
当然膵炎の病状も進行します。
その事についてお話を伺っていくと、「病院の方では何も教えてもらってはいない」という方ばかりでした。
病院により食事指導の差が著しい
当院に来院される患者様は様々な病院へ通院されています。
大学病院であったり、地域の大きな病院であったり、個人の病院でも膵臓疾患に強い医院にかかっていたり。
ただ、かかる病院や医師により、食事指導にも非常にバラツキがあります。
簡単に言ってしまうと、全く指導をしない病院と細かく指導していく病院とに分かれます。
当院に来院されている患者様を診ていると、
大学病院等の大きな病院にかかられている患者様の方が、食事指導をしっかり受けていない傾向が強いように感じられます。
自分自身で膵炎を改善していくという気持ちが必要
膵炎をはじめとして、病というのは、ほとんどの場合自分自身に原因があります。
アルコールの飲み過ぎであったり、脂質の摂り過ぎであったり、ストレスをうまく回避できなかったりと。
膵炎になってしまった時、現代医療や当院で行うような代替医療に頼り切りではなく、
自分自身でも膵炎の痛み、その他の症状を改善しようという気持ちが大切です。
その気持ちから自身で食事の内容を考えたり、膵臓だけでなくカラダ全体をいたわる事が出来る様になるはずです。
病院・医師が食事指導をしないのは正直どうかと思いますが、
自分のカラダは自分で責任を持つという気持ちで、食事に関する知識を自分自身で学ぶ事が大事になります。
当院でも食事に関しては膵炎食事レシピを公開しているので、是非参考にしてください。
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