当院で診させていただく慢性膵炎の患者様は、6割はアルコール性ではない方です。
そのうちの9割は女性。
アルコール性ではない慢性膵炎方はここ数年増えているようですが、
当院もそれが当てはまるようです。
このような慢性膵炎を現代西洋医学では、
特発性慢性膵炎などと呼びます。
特発性とは、原因が分からないということです。
原因が分からないというのは、現代医学の病理から原因がはっきりと分からない。
ということです。
アルコールを飲んでいない、脂質をたくさん摂っていたわけではないのに慢性膵炎と診断を受けたあなたに読み進めていただきたいです。
答えは「氣」の持ちよう
こんなことを書くと怒られそうですが、
あえて書かせていただいています。
「病いは氣から」と昔から言うように、
慢性膵炎の方は「氣を病む方」が非常に多いです。
慢性的な治癒しないと言われている病気の人皆そうじゃないのか?
と言われそうですが、慢性膵炎の方はこの傾向が強いです。
当院は慢性膵炎の他にも、
慢性腎臓病(腎不全・腎炎)や潰瘍性大腸炎、甲状腺疾患など診ていますが、
経験的にそう感じます。
数字に出すわけではないので、
私の感覚的なものになってしまいますのでご了承ください。
脾は思・憂を司る
以前、膵臓は東洋医学的に分類すると、
五臓の脾に当たる、と書きました。
関連記事 東洋医学の脾と膵臓 膵炎(膵臓)と潜在意識
東洋医学では五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)と呼ばれる臓器を、
単に部分・単体の臓器としてではなく、連携して一つの目的に向かい作用する臓器グループとして設定しています。
慢性膵炎でいうと、
膵臓は脾のグループに入るということです。
この脾が思・憂という感情を司ります。
どういう感情なのか?
weblioの日中辞典から引用すると
【思】
心の中で思う、心配という氣持ち、恋慕、恨み
【憂】
悪いことが起こりはしないかと氣にかけること、精神的に苦悩する、心配という氣持ち不安的心情
このような感情でずっといたら確かに病になりそうです。
東洋医学では元々の素因で五臓のどこが弱いのか?
ということも含めて治療していきます。
元々脾が弱い方は上記のような感情になりやすく、
慢性膵炎になりやすい環境を作っています。
ちなみに糖尿病になる方はその真逆の方が多いです。
つまり氣になさすぎの方が多いように感じます。
脾に異常がある方は上記の感情のバランスがうまく取れにくい傾向にあるようです。
脾は潜在意識を司る
以前に書いた記事もありますが、
脾=膵臓は潜在意識を司ります。
潜在意識に関してはこちらの記事を参照してください。
上記した思・憂の感情・思考が潜在意識に刷り込まれていくと、
膵臓に負担がかかるのでは?とまだまだ推測ですがそう感じています。
アルコールを飲んでいないのに慢性膵炎になり、
なかなか改善しない・どんどんドツボにはまっていくパターンの方は、
潜在意識で思・憂の感情を繰り返している傾向が強いということです。
思考を変えると習慣が変わり人生が変わる。
突然ですが、人生はどうやってできるかご存知ですか?
答えはその人の「習慣」がその人の人生を作り上げていく。
というものです。
酷な言い方ですが、慢性膵炎である人生もその人の習慣が作り上げてきたもの。
ということになります。
アルコール飲みすぎて慢性膵炎になってしまった人は尚の事です。
そしてその習慣とは思考・言葉によって作られます。
つまり思考・言葉を変えていくと習慣が変わり人生が変わっていく。
あの有名なマザー・テレサがこのようなことを言っています。
思考に氣をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に氣をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に氣をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に氣をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に氣をつけなさい、それはいつか運命になるから。
習慣化・・・
大元を辿れば、「思考・言葉」。
これが習慣を作り人生を作っていくってことですね。
例えば膵炎などの病氣。
病氣もその人の人生ですよね。
今、慢性膵炎の人も思考・言葉を変えていくと、
潜在意識・習慣が変わり、今の病氣という人生が変化していく可能性は十分あります。
実際に当院に通われて、施術以外のアドバイスで、
そこが変わり劇的に改善していった方がいらっしゃいます。
まずは、ご自身の普段使っている言葉や文字をどのように使っているかチェックしてみるといいです。
人が教えてくれる場合もありますが、友人や家族と何気なく話している会話を録音してみるのもオススメです。
同じ症状で悩むお客さまの声
慢性膵炎・逆流性食道炎、で8カ月間調子が悪かったのが改善しました!
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
C・H様 埼玉県 40代女性 介護職
8ヶ月前、慢性膵炎・逆流性食道炎・胃炎・胆液の逆流と診断され、
脂質制限・投薬・食べ方をいろいろ気をつけてきましたが、まったく良くならず気落ちしていました。
ネットでいっぱい調べては、勝手に病気を当てはめてしまい不安な毎日でした。
神様にもすがる思いでここをホームページで知り、電車を乗り継いで7月後半にお世話になりに行きました。
初めての鍼!!
何をされるのか分からないくらいあっという間に終わり、その翌日…8カ月間調子が悪かったのが嘘のように全く不快な症状がなくなっていました。
1週間ごとの施術で6回目には1週間普通に過ごせるようになっていました。
膵炎は治らない病気です。
エコーで石灰化した膵臓はもう元には戻りません。
でも「きっと大丈夫」と先生の言葉を信じ前向きにとらえるようになりました。
先生から教えて頂いた「みずぽっと」もテレビを見ながら毎日欠かしません。
ちょっと調子が良いと食べ過ぎて具合が悪くなっても、前みたいに負のスパイラルから抜け出せなくなることもなくなりました。
少しずつ間隔を空け、1ヶ月に1度の治療になることを目標に日々の食生活を楽しく遅れたらいいですよね。
この夏休み、家族と笑って過ごせたのも先生のおかげです。ありがとうございます。
まだまだお世話になりますがよろしくお願いします。
テキト〜にがんばります(笑
症状について詳しくはこちら
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