お酒(アルコール)と膵炎の関係
アルコールと肝臓が関係が深いのは、になさんご存知だと思います。
アルコールを摂取しすぎると、肝炎や肝硬変へとなりカラダを壊してしまうという事ですね。
しかし、アルコールで壊してしまう内臓は肝臓だけではありません。
意外と知られていないですが、膵臓もアルコールの摂取のしすぎで炎症を起こします。
急性膵炎・慢性膵炎などの多くの原因は、アルコール飲みすぎから来ることが多いのです。
実際に当院に来る、膵炎の方のほとんどは、アルコールの摂取過多によるものです。
近年は、吉本興業の芸人さん達が、
急性膵炎になったのも記憶に新しいのではないのでしょうか。
芸人さんたちは、たくさんお酒を飲むようですから。
お酒による膵炎は
急性膵炎の場合、痛みなどの症状が強烈なのですぐ自覚できます。
しかし、慢性膵炎の場合は、ジワリジワリと長い間炎症を繰り返し悪化していく。
気がついたときは、膵臓が石灰化(線維化)していて膵機能が機能しなくなっている。
ということもあります。
実際どれくらいの量を飲むと危ないの?
1日の飲酒量目安
- ビール(中瓶) 500ml
- 日本酒(1合) 180ml
- ウイスキー(ダブル) 60ml
- ブランデー(ダブル) 60ml
- 焼酎 72ml
- ワイン 200ml
この量を超えて10年以上、毎日のように飲酒している方は要注意です。
肝臓だけでなく、膵臓を休ませるためにも、週に2日は飲まない日を作りましょう。
もちろん、現在「慢性膵炎」の方はお酒は辞めましょう!
症状について詳しくはこちら
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