側湾による慢性膵炎、左半身の不調

N・T様

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N・T様が当院に来院された経緯

だいぶ前の患者様のカルテなのでカルテに書いてある事以外はうろ覚えです。

東京の慢性膵炎で有名なクリニックで慢性膵炎と診断される。
当初はアミラーゼ・リパーゼと高値。
背中の痛み・みぞおちの痛みが強くあったとのこと。

クリニックでの服薬治療で血液検査の数値はほぼ正常に。

数値は良いが、左首肩・背部・鳩尾の不快感が取れないということで、
当院の側湾症の人が、お酒飲まない慢性膵炎の人に多いというブログを見て、
他に何か改善の方法はないかということで来院。

治療

◆初回 2016.11月

側湾がかなり強い。

他の記事でも書いてあるが、お酒を飲まない痩せ型の女性で慢性膵炎に罹患している患者は側湾症の人が多い。(神成の個人的な意見。)

下の症例を参考にしてください。
膵炎と側弯の関係

 

・脈診:血虚湿 肝虚

・腹診:上腹部・みぞおちのコリ++

・首診:左斜角筋+++

・手診:脾−・肝+・膵臓相点+・胃相点+・肝臓相点+

●施術

・整体

骨格を整えるため
オウダ・サンシハン・骨盤捻転〜これで側湾がだいぶマシになる。

・手指鍼
左右の手の脾−・肝+・膵臓相点+・胃相点+・肝臓相点+に刺鍼

・体鍼
印堂 LR公孫 R太衝に1番鍼で刺鍼

術後、お腹の凝りが緩む。
呼吸がしやすくなったとのこと。

 

◆2回目以降

・長時間の車の運転で左の腰から臀部に痛みが出る。
・仕事でPC作業のしすぎで首肩のこりが強い。
・眼精疲労が強い。
・肋間神経痛が出る。

など、不定愁訴も多いのでその度にそれに合わせた調整も加える。

◆6回目

ほぼ同様施術。
症状はまだあるがかなり身体は楽になってきて、
睡眠が取れるようになってきたとのこと。(そこで不眠だったことを知る)

◆7回目以降

小太郎漢方薬の「延年半夏湯」が膵炎に良いということをどこかで調べてきたらしく、
それを飲み始めたとのこと。

幾らか効果があるようだとのこと。

◆10回目以降

カルテを見ると、膵臓関連の症状はほぼなく、
主に首肩のこりに対する治療になっている。

しばらくして、私が福岡に移住することになったので治療を終了した。

 

施術間隔は6回目まで週1回。
それ以降は2・3週間に1回ペースで良い状態をキープできていた。

 

考察

膵臓の治療だけでも効果はあるが、
首肩の治療や側湾の治療をすることで、
体全体的な状態を底上げする事ができて、症状改善・体調改善につながったと考える。

 

症状を見るのではなく、その人の心身を見て治療していく。

当たり前のことだが、改めて大切だと思った症例である。