膵炎症例7:逆流性食道炎を伴う慢性膵炎疑診

2016年1月より食後にみぞおち・背中の不快感・痛み・強いむかつき、が現れ始めたT様。

5年前にも同じような症状が出たことがあるが、今回はその時に比べてかなり強い症状。

 

ご自身で慢性膵炎では?

と思い病院に行き診察してもらう。

 

血液検査、エコー、胃カメラなどの検査をして、

医師に「膵炎ではないであろうけれど、膵臓は弱っ入る状態かもね」と言われる。

 

膵炎よりも胃カメラの結果、食道裂孔ヘルニアがあり、

逆流性食道炎がありますね、とのこと。

 

薬を飲んでも改善しないため、

2016年6月11日、当院へ来院

服用している薬

タケプロン・ガスモチン

所見

座位で背後から体の歪みを見ると、
左の肩甲骨が上がり、右の骨盤が上がっている。

左頚部のコリが強い。

腹部が全体に張っていていて、太鼓のようになっている。
左季肋部、右季肋部、みぞおちを押すと痛み・不快感がある。

左下肢の膵臓の診察点に反応あり

左手の膵臓・胃の診察点反応あり

治療

1.整体
まず体の歪み・体型を整える。
整体により、体の捻じれ・骨盤・頚椎の歪みを整える。

その後、整体による肝臓・腎臓の調整。
膵臓の調整。胃・食道の調整。

2.体鍼(体の鍼灸)
印堂・左の公孫・右の太衝

3.手指鍼
左の膵臓穴・脾気脈の正方・胃気脈の勝方

1〜2診目はこの処置で治療をしていった。
3診目からは手指鍼はせず、整体と体鍼のみ。



経過

1回目の治療後スッキリしたとおっしゃって帰宅。
2回目の来院(1週間後)症状が弱くなり、食後の症状もあまり出ないとのこと。
3回目以降どんどんよくなり、自覚症状は0になる。
本人曰く、「こんな状態は数ヶ月ぶり」とのこと。
現在6回の治療。
メンテナンスのため、今後は2・3週に1回のペースでの治療にしていく。

考察

今回の症例は、
内臓そのものの調整も効いたが、
体鍼と整体による調整で首を効果的に緩められたのがポイントである。

頚椎が緩むと、腹部も緩むことはよくあることである。
特に左側の首のコリは膵臓に関係が深い。

これらを緩めることで、症状の早期改善につながった。
T様は現在は薬は飲まなくても問題ない状態になっている。