膵炎を患っている方は長期間の痛みの為に気が滅入り「うつ状態」になっている方が多くいらっしゃいます。
また膵臓は潜在意識とも関係が深いとも言われますのでそこも関係していると考えられます。
膵炎をしっかり診れる病院が少ない
慢性膵炎などで明らかな原因(飲酒など)がある場合は別ですが、当院にいらっしゃる患者様は飲酒が原因でないのに膵炎になっている方が約半数です。(2015年2月現在)
そして血液検査などでアミラーゼやリパーゼなどの数値に異常がない方も約半数いらっしゃいます。
そうなると何が原因で、腹痛や背部痛等が起きているか分からず、悶々とした状態で精神的にストレスがかかっていくという事があります。
当院の患者様でもありましたが「気のせい」ということで安定剤等を出される事もある様です。
※こちらのサイトにも同じような事が載っていました。「慢性膵炎ノート」
最近はインターネットも普及してきたので、ご自身の症状から膵炎かもと疑い、膵臓に強い病院に行く方も増えているようなので、減ってきて入ると思います。
とにかく「原因不明」で強い痛みが出ているとなれば、誰でも不安になるでしょう。
そういった事の積み重ね、痛みによる日常生活レベルの低下などが積もり積もって、つよい「うつ症状」になっていくと思われます。
当院での「うつ症状」への対応は
痛みが原因でなっている場合も多いので、その場合は痛みを取り除く調整を最優先していきます。
手の鍼・整体で内臓の状態を整える事はもちろん、特殊な調整で麻酔の様に痛みを消していく調整を行います。
痛みや症状が落ち着いているのに「うつ症状」に悩んでいる方には、手の鍼での五臓六腑のバランスをとる調整。
うつ症状にある時は、首の状態が悪い事も多いので、頸椎の調整。
脳の機能を良くする為に頭蓋調整を行っていきます。
ただ、患者様によってはカウンセリングが必要な場合もあると感じています。
最後に
慢性膵炎は徐々に進行していき治らない、という事がインターネットなどで調べてもよく出てきます。
たしかに、膵臓に負担のかかる事を続けていたらそうなるかもしれません。
しかし、膵臓に負担をかけないようにして、正しい治療・医療を受けていれば必ず良くなると考えています。
心の在りようで、ツラかった症状が良い方向へ変わっていく方もたくさん診てきました。
すぐに体は変わらないかもしれませんが、長い目で見て、焦らず養生していきましょう。
症状について詳しくはこちら
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