東洋医学の話vol.1

今回は東洋医学の診察法についてです。

鍼灸・漢方は西洋医学(現代医学)の診察法とは異なり、一見変わった診察法を使って患者さんの身体を診ていきます。

東洋医学では部分は全体を表し、全体は部分を表すと考えます。例えば

腹診・・・お腹が身体全体を表してると考え、お臍を中心に五臓六腑・身体のどの部分に異常があるか診ていきます。

脈診・・・脈のリズム、強弱、滑らかさ、浮いてるか沈んでるか、などを診て全身の状態を探っていきます。

舌診・・・舌の色、苔の厚さ・色、艶、静脈が怒張してるかなど診ていきます。

手指鍼・・・韓国発の高麗手指鍼は、手に全身を現す反射区と身体を流れる経絡(エネルギーの通り道)が縮図化されている事を発見して治療に応用しています。その反射区に圧痛があればそこに刺激を加えて治療していきます。

足の反射区・・・これは東洋医学ではないけれども考え方が近いので書きました。皆さんご存知の方が多いと思いますが、イギリス発の治療法。足の反射区に押されて痛みがあったらそこに刺激を加えて治療する。高麗手指鍼に近いですかね。

私が実際に使っているのは、腹診、脈診、手指鍼です。特に高麗手指鍼は診察から治療が直結していて分りやすいので、すごく役に立っています。

次回は、患者さんが自分でもすぐに出来るような事を紹介したいと思います。

つづく