高麗手指鍼の話vol.2 糖尿病の話

こんにちは。

武蔵野市武蔵境の鍼灸・整体「かんなり治療院」の神成です。

 

高麗手指鍼療法は頚椎ヘルニアなどの整形外科疾患にも効果がありますが、

内科系疾患にも特異な効果を発揮します。

 

今回は、前に勤めていた病院でも数多く診ていた糖尿病について。

 

今ではだれでも知っているポピュラーな病気になってしまった糖尿病。

この病気はⅠ型Ⅱ型の二つのタイプがあります。

 

Ⅰ型糖尿病は、膵臓にあるランゲルハンス島のベータ細胞が、

何らかの原因で破壊されてしまい、インスリンが枯渇。

高血糖、糖尿病へと至ります。患者の多くは10代に発病します。

 

Ⅱ型糖尿病は、インスリン分泌低下と感受性低下のふたつを原因とする糖尿病です。

一般に「生活習慣が悪かったので糖尿病になりました」というのは、こちらを指します。

 

私が診させて頂いていた患者さんは全てⅡ型の糖尿病でした。

治療としては、まず東洋医学で言う脾蔵の経絡(エネルギーの通り道)、

小指の手のひら側に鍼を刺します。(治療の流れを参考にしてください)

 

そして、手のひらの膵臓に相応する部位に、10本から30本の鍼を刺します。

他にも、合併症の予防に血圧の処置や腎臓、目の処置を加える事もあります。

 

今まで中々変わらなかったHbA1cの数値が低下したり、

空腹時血糖値が改善されてきたなどの効果がみられます。

 

どこかが痛いというものでもないので、検査の数値が治療効果の判定の参考にしています。

もちろん医師の治療も受けているということが前提ですね。

 

中々数値に変化がないという方、高麗手指鍼を受けてみてください。