治療院を構えて臨床に携わっていると、「何回通えば良くなるの?」「どれくらいのペースで通えばいいの?」
と、いう質問を良く受けます。
患者さんにとっては切実な問題です。
鍼灸治療など、一般的にほとんど保険が利きません。
治療期間が長引けば、金銭的にも負担大ですから。
さて、実際に治療回数の話になりますと、症状・病気・疾患・患っていた期間・年齢など
様々な因子が絡んでくるので、はっきり申し上げられない事もあります。
首に痛み、腕に痺れ・痛みなどが出る、頚椎症などは、
症状がかなりひどくても、おおよそ5回くらいで症状が緩和してきます。
完治となると15回から20回というところでしょうか。
内科系の疾患で、腎不全などの場合は血液検査の数値が上がれば、
透析という事にもなりえます。
このような病気は、鍼灸でずっと数値が上がらないように、コントロールしていかなければならないので、回数は決められません。
治療頻度については、
例えば計10回治療するとします。
週2回治療した場合と、週1回治療した場合を比べると・・・
週2回で治療した場合の方が治癒率ははるかに上がります。
実際の診療では、疾患にもよりますが、最初の5回くらいを詰めて通っていただきます。
症状がかなり楽になってきた時に、週1回の間隔にしていくというパターンが多いです。
患者様の中には、初診の後10日以上明けて2回目の治療をする、
という方々が結構いらっしゃいますが、それは非常にもったいない!
それだけ空けると、治療も初めからスタートという形になってしまいます。
結局、回数も多くかかるので、金銭的負担も大きくなってしまいます。
カラダが疲れて治療するという場合は、その時その時で良いんですが、
病気・つらい痛みをちゃんと治したいという時は、
あまり間隔を空けずに治療をしましょう!