こんにちは。
武蔵野市武蔵境の鍼灸・整体「かんなり治療院」の神成です。
生姜が体に良い、最近良く聞きます。
漢方薬の7割に入ってるとも言われてます。
カラダを温めるということで、冷え性の女性などに人気みたいですね。
生姜の薬効成分で代表的なのはジンゲロール、ショウガオール。
二つとも血管を拡張させて、血流をよくします。
ジンゲロールは末梢血管の血流を増加するようで、生の生姜に含まれます。
一方、ショウガオールは、生の生姜を天日干しにしたり、熱を加えたりして、脱水反応を起こさせると
生じる成分。
こちらは、体幹部の血流を増やし、芯からからだを温めます。
東洋医学の漢方の古典、傷寒論では、カゼの引き始めなどには生の生姜、生姜(ショウキョウ)を使って熱を下げる。
カラダが冷えてしまった病気には、乾燥した生姜、乾姜(カンキョウ)を使ってカラダを温める的な事が書いてあります。
つまり、生の生姜(ジンゲロール)は末梢の血管を拡張させることにより、体温を下げていく。(放熱しますんでね)
乾燥した生姜(ショウガオール)はカラダの芯の血管を拡張させて、体温を上げていく。
生姜と言っても、摂り方でまったく効能違うんですね。
体の状態を見極めて、うまく生姜を使っていきましょう。